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町長あいさつ

大久保明平成21年10月18日の伊仙町町長選挙において「共に創ろう、躍進する輝く伊仙町」をスローガンに町民の負託を受け、三期目の当選を果たすことができました。今回の選挙は町民の方々が「政争から政策の町へ」の意味を理解し、行動していただいたおかげと改めて感謝申しあげます。私も町職員も今まで以上に期待と責任の重さを自覚し、町政発展に邁進する覚悟です。

町外からも「伊仙町はよくなった、生まれ変わった」との高い評価を受け、「長寿子宝の町、人情豊かなもてなしの町」として、少子高齢化が進む日本社会の中でもモデル地域として全国が注目する町づくりを進めていきます。

平成20年8月2日にオープンし1年を経過した「徳之島交流ひろば」ほーらい館は、全島から多くの方々が来館され、健康増進と交流・憩いの場として認知度が着実に高まり、島の新しい拠点として喜ばれています。また平成21年4月にオープンした直売所「百菜」は地産地消を進めながら、島の長寿という付加価値のある農産物を全国に販売する魅力あるスペースとして出発し、徐々に島内外から評価され、期待されています。

三期目に掲げた目標は「ほーらい館・百菜」を突破口に「人口の増加する町」であり、「農業生産額50億円達成」であります。この二大政策を基軸に据え、マニフェストに掲げた100項目を着実に実行して輝く伊仙町へと変えていきます。

この一年間で伊仙町の人口が増加したことは画期的なことです。都会では不況が進行し島に帰って農業を中心に生活する若者、島の魅力に惹かれて来るIターン、Uターンの方々が増加しています。さらに、この方々を受け入れるために、一戸建木造住宅政策、第一子からの子育て支援、不妊治療支援、保育時間延長、農地の確保を推進していきます。伊仙町民が元々持っている他人に対する思いやりと弱者に対する温かい惻隠の情を持って対応していけば伊仙町には必ず多くの人々が移ってくるはずです。

ほーらい館の時差勤務体系はすでに公務員の常識を変えました。「公務員の職務が町民に奉仕すること」という基本理念に立ち返れば、町が豊かになるために職員が営業活動することは当然のことです。ワークシェアリングを通じて、農業生産者とJA、商工会、地域女性連、老人クラブ、建設協会、社会教育など町民すべてが職員と一体となり協力体制を築いていくことが住民参加であり、「共に創ろう、輝く伊仙町」ということであります。

これからの教育においては島に生まれたこと、島の歴史と文化に誇りにもち、心身共にたくましい愛郷心の強い子供に育てることが大事です。伊仙町に日本社会が失いつつある地域と大家族で子育てをする、よき習慣がしっかり残っていることが、合計特殊出生率日本一という名誉を受けたのだと思います。

伊仙町に行けば長生きができる、子だくさんになるということを全国にアピールすることが大事です。そのために平成22年2月28日に「長寿子宝シンポジウム」を開催します。ここで得られた成果や取り組みを、インターネット等を利用して全国に発信し、企業誘致に繋げようと考えています。

農業生産額50億円達成のため、サトウキビの単収増、子牛の品質向上、バレイショのブランド化ばかりでなく、亜熱帯という有利性を生かした他の付加価値の高い品目のマンゴー、たんかん、しょうが、ごま、南瓜、花卉等、の生産額をさらに伸ばしていかなければなりません。具体的には4Hクラブと新規就農者支援金の開始、鹿児島大学農学部との連携研究研修センターとして農高跡地の活用、加工施設の充実、CAS(Cells Alive System)の導入などが必要です。また食の安心安全とフードマイレージをキーワードとした食育と地産地消も重要です。その一環として食肉加工センターの整備による豚肉の伝統料理復活も可能です。調査によると島内の食料の95%が島外と外国から来ています。これを50%に下げるだけで数十億の経済効果が生まれます。サトウキビ等の単収増のため徳之島ダムと畑灌の早期完成を訴えていきます。

「もてなしの町」としての観光政策は、まず戦艦大和の慰霊塔修復を1月に開始し4月7日には盛大に慰霊祭を執り行い、岬周辺の整備、喜念浜のロッジを中心とした観光の確立。「徳」のある島の33箇所聖地旧跡巡り、瀬田海の再整備、闘牛場の整備を進め、三町観光協会が一つになり進めていきます。
全郡的には世界自然遺産登録の早期実現を進めなければなりません。奄美を世界に発信することの経済波及効果は計りしれないものがあります。このための宿泊設備が伊仙町にも必要です。

世界的規模で進む地球温暖化対策はまず自治体から推進しなければなりません。太陽光パネル、LEDの設置を進め、廃プラスチックの油化装置を広域連合で開始します。環境対策については、日本のモデルとなるような環境にやさしい、エコタウンの構築に向けて努力します。

以上三期目のマニフェストを中心に所信を述べましたが、「もてなしの町」にしていくという志を現実のものとするためには全職員と町民と力を合わせて全力をつくしていきます。

伊仙町長 大久保 明

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